金利が上昇しはじめました。日銀はこれから・・・
アメリカFRBが金利を上げました。欧州なども追随しそうです。日本はどうでしょうか?
2016年7月8日にマイナス0.28%を記録しました(おそらく、2016年7月8日が大底と思われています)。そこから金利が上昇に転じています。現在の金利は0.075%(4年前の約10分の1)です。
このまま金利が上がったらどうなるでしょうか?
一般的には、金利が上昇すると株価は下がるといわれます。会社の借入金の支払利息の増加が収益を圧迫したり、借入金を前提にした設備投資を見直したり抑制するようになるため、生産活動が停滞し、業績が伸びなくなるからだそうです。
また、住宅ローン等の金利上昇で支払利息が増え、消費が手控えられる一方、預貯金金利が上昇し、消費や株式投資より貯蓄の魅力が相対的に高まるため、株式を売却して預貯金にお金を移す動きが出てきて株価が下がることになるそうです。
さらに大きな問題が生じます。国債を大量に保有する日銀は大きな含み損を抱えることになり、これが、金利上昇の幅が大きくなればなるほど、損失額は爆発的に拡大していきます。
日銀は2~3%どころか、わずか1%の金利上昇にも耐えられません。そのため、日銀は必死に金利を抑えるために国債を永久に買い続けなければならないことになります。
しかし、最終的には日銀が耐えきれなくなる日が来ます。戦後日本が経験しました。